ラジエター

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November 14, 2007

ラジエター

すっかり更新をサボっていました。はい、海にも1ヶ月以上入っていません。入れません。

久しぶりなので、たまにはビルダーらしい事でも載せておきましょう。

今頃こんな事をしているようではいけないのですが、ワンオフラジエターを作ったので、ご紹介です。

はい、今回も真鋳でのラジエター製作です。

まずは、いつもの様に紙型を作り、真鋳板をカットします。

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アッパータンク、ロアタンク、共に3ピースで作ります。

07110804.JPG

切り取った真鋳板の、トップに当たる部分を左右折り曲げます。強度と見た目を両立させるため、アールをつけておりまげます。このあと溶接で組み立てますが、やはり強度を保つため、角での突合せ溶接しないために、この様な加工が必要になります。折り曲げたあと、シュリンカーで絞り紙型の形に合わせていきます。

07111005.JPG

真鋳溶接をしたあと、溶接面を綺麗にします。これで、アッパータンクが完成しました。アールもつけ、角で溶接していないので、仕上がりもスマートで強度も確保出来ます。

07111007.JPG

ロアタンクも同じように作り、ラジエターの形になりました。ラジエターは、アッパータンクとコアなどのパーツは、ハンダで組み立てられるので、ハンダより融点の高い温度の溶接で、パーツを作る必要があります。銀蝋やその他何種類か有りますが、確実で綺麗なのは同じ材質の真鋳です。サンディングすると、溶接箇所もわからなくなります。

07111008.JPG

もう1つのパーツ、ラジエターの骨組みであるサイドサポート。これがなくては、強度は保てないし、なにより取り付け出来ません。スチールのシートパネルから切り出し、強度を出すため左右折り曲げ、センターにプレスラインを入れておきます。上下はタンクにハンダ付けするため、磨きます。

07111109.JPG

完成したパーツを、ハンダで仮組みしました。’32グリルにきっちりはまります。このグリルは、オリジナルサイズを、車のスタイリングに合わせ、セクショニングしてあります。ワンオフでのラジエター製作は、ラジエターの取り付けや、サイズ、形を気にしないで、自由に車をデザイン出来るので重要な作業の1つです。

さあ、これで自由なデザインで、しかもグリル内最大限の効率で、何時間の渋滞でも耐えられるHot Rodになります。

久しぶりの更新で、少しビルダーらしいい事を載せてしまいました。

また働きまーす。

海に行きてー!

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Shorty

カービルダー。
本名:佐藤 剛
20歳でオールドアメリカンに魅せられ技術を習得。
1997年PUMPKIN SALLYを設立。
“走れない車は、車ではない”を信念に、車製作から修理まで車にかかわることを総てこなす。





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